千賀滉大(せんが こうだい)投手は、
ニューヨーク・メッツに所属しています。
現在の年齢は32歳です。
愛知県蒲郡市出身で、身長185cm、
体重92kgの恵まれた体格を持ち、
右投左打のスタイルでプレーしています。
千賀滉大投手の特筆すべき点は、
育成選手からのサクセスストーリーです。
2010年に福岡ソフトバンクホークスの
育成ドラフト4位で入団し、
その後めきめきと頭角を現しました。
育成選手とは、通常のドラフトとは
別に選ばれる若手選手です。
この制度は2005年に導入され、
将来有望な選手の発掘と育成を
目的としています。
育成選手は一軍の公式戦に出場できないなどの
制限がありますが、プロの環境で技術を磨く
機会が与えられます
千賀滉大投手はこの制度を経て
大成功を収めた代表例と言えます。
2017年に最優秀勝率、19年に最多奪三振、
20年には投手三冠を達成するなど、
輝かしい実績を残しています。
投手三冠というのは、最多勝、最優秀防御率、
最多奪三振を同時に獲得することです。
非常に稀有な達成と言えます。
その後、2023年にメジャーリーグに挑戦し、
初年度から12勝を挙げ、防御率2.98という
素晴らしい成績を残しました。
しかし、2024年シーズンは不運にも
怪我に見舞われ、大半のシーズンを
欠場することになってしまいました。
それでも、ポストシーズンには復帰を果たし、
注目の大谷翔平(おおたに しょうへい)選手との
対戦を実現させました。
この対戦は、日本人メジャーリーガーの
頂上決戦として大きな話題を呼びました。
2025年シーズンは、千賀滉大投手にとって
完全復活の年となるのか、
大きな注目が集まっています。
彼の武器である「お化けフォーク」と呼ばれる
鋭く落ちる変化球を軸に、
様々な球種を巧みに操る投球が
再び見られるのか、ファンは固唾を呑んで
見守っています。
そんな千賀滉大投手の年俸や
年俸推移が気になりませんか。
怪我による長期離脱を乗り越え、
どのようなサクセスストーリーを進むのか
気になりますよね。
最新のプロフィールも合わせて、
詳しく見ていきましょう。
千賀滉大の年俸:メジャーリーグで億単位の高額契約
千賀滉大投手は2022年12月、
ニューヨーク・メッツと
大型契約を締結しました。
なんとその額は、
5年総額7500万ドル(約112億5000万円)です。
※1ドル150円で計算しています。
平均年俸は1400万ドル(約21億円)です。
契約の詳細は以下の通りです。
年度(年齢) | 年俸(ドル) | 年俸(円) |
---|---|---|
2023(30歳) | 1400万ドル | 約21億円 |
2024(31歳) | 1400万ドル | 約21億円 |
2025(32歳) | 1400万ドル | 約21億円 |
2026(33歳) | 1400万ドル | 約21億円 |
2027(34歳) | 1400万ドル | 約21億円 |
ものすごい額ですが、メッツは「金満球団」
と呼ばれるほど高額な契約を結びます。
千賀滉大投手の契約もその一環と言えますね。
うらやましい限りです。
でも、これらの契約が成立したのは、紛れもなく
千賀滉大投手のすばらしい実績です。
千賀滉大投手は2016年から7年連続で
2桁勝利をマークしました。
ソフトバンクホークスの歴史において、
7年連続2桁勝利は5人目の達成となります。
また、パ・リーグ全体で見ても、
7年連続2桁勝利は非常に珍しい記録です。
山内孝徳(やまうち たかのり)投手以来
34年ぶりの達成、歴代2位タイの快挙です。
千賀滉大投手は育成ドラフト4位という
低い評価からスタートしましたが、その後
エースに成長し、この記録を達成しました。
もう努力と才能を示す証ですよね。
その他にも、すばらしい実績があるので、
表にまとめてみました。
年度 | 獲得タイトル |
---|---|
2017年 | 最高勝率 |
2018年 | 月間MVP(8月) |
2019年 | 最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、月間MVP(5月、6月) |
2020年 | 最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞 |
これだけの実績を見れば、
メジャーが獲得に動くのもわかりますね。
メッツのオーナーも
「千賀投手は最高の舞台で
自らの能力を存分に発揮し、数々のチャンピオンシップを
勝ち取った経験を持つ選手です。私たちは千賀選手をクイーンズの
メッツファミリーの一員に迎えることができ、非常に嬉しく思っています」
と答えています。その期待通り、
2023年は非常に成功を収めました。
29試合に先発登板し、12勝7敗、防御率2.98、
202奪三振という素晴らしい成績を残しました。
この活躍により、
ナショナル・リーグ新人王投票で
2位に入りました。
最高のメジャー一年目となりましたよね。
しかし、2024年は、怪我の影響により
十分な活躍ができませんでした。
シーズン開幕前の右肩痛に始まり、
上腕三頭筋の炎症、ふくらはぎの痛みなど、
度重なる怪我に悩まされました。
結果として、2024年シーズンはわずか
1試合の登板にとどまり、ルーキーイヤーの
2023年と比べると大きな後退となりました。
ポストシーズンで復帰をし、大谷翔平選手との
対戦を果たしましたが、やはり完全回復とは
言えませんでした。
完全回復した千賀滉大投手と大谷翔平選手の
試合は、野球ファンなら誰もが楽しみにしていた
はずです。
この状況から、2025年は千賀滉大投手にとって
重要な年となります。
怪我から完全に回復し、ルーキーイヤーのような
活躍を見せられるかどうかが、今後のキャリアを
左右する可能性があります。
個人的には、「お化けフォーク」と呼ばれる
鋭い変化球が、怪我の影響を受けずに
投げられるかどうかが鍵になると思います。
千賀滉大投手の投球が完全に戻れば、
メッツの先発ローテーションの重要な
一角として活躍できるはずです。
年俸に見合う活躍ができるのか、
しっかり追っていきたいと思います。
千賀滉大の年俸推移:育成選手から億単位へ驚異の成長
千賀滉大投手の年俸推移は、
育成選手からメジャーリーガーへの
驚異的な成長を物語っています。
年度 | 年齢 | 年俸 | 試合 | 勝 | 敗 | 防御率 | 奪三振 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | 18歳 | 270万円 | – | – | – | – | – |
2012 | 19歳 | 440万円 | 2 | 0 | 1 | 9.64 | 1 |
2013 | 20歳 | 650万円 | 51 | 1 | 4 | 2.40 | 85 |
2014 | 21歳 | 3300万円 | 19 | 1 | 1 | 1.99 | 28 |
2015 | 22歳 | 2500万円 | 4 | 2 | 1 | 0.40 | 21 |
2016 | 23歳 | 2500万円 | 25 | 12 | 3 | 2.61 | 181 |
2017 | 24歳 | 6500万円 | 22 | 13 | 4 | 2.64 | 151 |
2018 | 25歳 | 1億2500万円 | 22 | 13 | 7 | 3.51 | 163 |
2019 | 26歳 | 1億6000万円 | 26 | 13 | 8 | 2.79 | 227 |
2020 | 27歳 | 3億円 | 18 | 11 | 6 | 2.16 | 149 |
2021 | 28歳 | 4億円 | 13 | 10 | 3 | 2.66 | 90 |
2022 | 29歳 | 6億円 | 22 | 11 | 6 | 1.94 | 156 |
2023 | 30歳 | 約21億円 | 29 | 12 | 7 | 2.98 | 202 |
2024 | 31歳 | 約21億円 | 1 | 1 | 0 | 3.38 | 9 |
2025 | 32歳 | 約21億円 | – | – | – | – | – |
所属
2011年~2022年ソフトバンク
2023年~メッツ
ソフトバンクに入団しましたが、当時の年俸は
わずか270万円でした。
プロ野球選手で270万と聞くと、
なんだか物足りない感じがしますよね。
でも、千賀滉大投手はここから
億単位プレーヤーへ成長を遂げていきます。
育成選手が支配下登録を勝ち取る確率は
約33%です。これだけでも、限られた選手
しか生き残れないことがわかります。
でも、育成選手の多くは、そこに夢を追いかけ
努力を続けています。
千賀滉大投手はその競争を勝ち抜き、
驚異的な成長で階段を駆け上がります。
2020年には投手三冠を達成し、
年俸は3億円に跳ね上がります。
この年、千賀滉大投手は育成出身選手として
年俸3億円プレイヤーとなりました。
そして今や千賀滉大投手の年俸は
一気に約21億円となり、育成選手時代の
約760倍という驚異的な成長を遂げました。
270万の頃と比べると、天と地ほどの差が
ありますよね、まさにアメリカンドリームです。
千賀滉大投手の成功は、
育成選手の可能性を示す象徴となっていますね。
高校時代はスカウトの目に留まらずでしたが、
わずか12年でメジャーで活躍する投手へと
成長した姿は若手選手たちの希望ですね。
これからも驚異的な成長を遂げていく
千賀滉大投手の年俸を追っていきたいと
思います。
千賀滉大のプロフィール:無名の高校から世界のマウンドへ
千賀滉大(せんが こうだい) 投手
出身地 愛知県蒲郡市
生年月日 1993年1月30日(32歳)
身 長 185cm
体 重 92kg
投 打 右投げ左打ち
ドラフト年(順位) 2010年(育成4位)
プロ通算年 15年
経 歴 蒲郡高 – ソフトバンク10年〜22年 – メッツ23年〜
千賀滉大投手は、メジャーリーグで活躍する
日本人投手の一人ですが、その出身校は
意外にも甲子園常連校ではありません。
愛知県立蒲郡高等学校という
普通の公立高校の出身で、強豪校とは
無縁の環境で野球を続けていました。
千賀滉大投手がプロの道に進む
きっかけとなったのは、偶然の出会いでした。
地元のスポーツ用品店の店主が、
知り合いのスカウトに「ダイヤの原石」として
紹介したことが、プロ野球人生の始まりです。
この紹介がきっかけとなり、2010年の
ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスの
育成ドラフト4位として指名されました。
当時の千賀滉大投手は全国的には
無名の投手で、指名時に彼の名前を
知っていた野球ファンはほとんどいません。
千賀滉大投手自身も、プロ入りについては
懐疑的でした。
「ドラフト前には周りの人から
『もしかしたら指名されるかも』
と言われましたが、僕自身が一番
『そんなわけないやろ』
と思っていました」
と当時を振り返っています。
確かに無名校で、今までプロを考えて
いなければ、そんなことあるわけない
と思いますよね。
偶然の重なりと、千賀滉大投手の努力が
実を結び、育成選手からトップ選手へと成長。
日本でのノーヒットノーラン達成や
投手三冠獲得を経て、2023年には
ニューヨーク・メッツと契約を結びました。
まさにシンデレラボーイです。
千賀滉大投手の経歴は、必ずしも野球名門校出身
でなくても、才能と努力次第でプロ野球選手に
なれることを示す好例となっています
そんな千賀滉大投手の武器は、
150km/hを超える直球と
“お化けフォーク”と呼ばれる
落差のある変化球です。
あの打つ直前にストンと落ちるフォークは
まさにお化けですよね。
2025年は”お化けフォーク”で打者を翻弄し、
メジャーリーグで活躍を続ける千賀滉大投手を
見たいですね。
今後も日本人投手の新たな歴史を刻む
存在として、活躍に期待し、
追っていきたいと思います。
コメント