クレイトン・カーショウは
ドジャースに所属するメジャーリーグを
代表する36歳のレジェンド左腕です。
クレイトン・カーショウは主に3球種
(ストレート・スライダー・カーブ)を
中心とした投球で、卓越した制球力と
高度な投球スキルで長年にわたり
安定した成績を残しています。
過去にはサイ・ヤング賞を3度受賞し、
ドジャースのエースとして
チームを支えてきました。
メジャーリーグでは珍しく
一度も移籍をしていない
ドジャース一筋の選手です。
そんなドジャースの象徴ともいえる
クレイトン・カーショウの2025年の
年俸はどうなっているのでしょうか?
これまでの年俸推移や成績を振り返りながら、
彼を支える妻の存在やプロフィールも含めて
深掘りしていきます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
クレイトン・カーショウの年俸2025は?最新契約情報をチェック!
クレイトン・カーショウの2025年の年俸は
750万ドル(約11億2500万円)です。
※1ドル150円計算
ただし、この契約には
多額のインセンティブが含まれています。
先発数が13試合から16試合まで
それぞれ100万ドルが加算、
また30日間メジャーロースター入りなら
250万ドル加算、60日、90日でも
それぞれ100万ドル加算となっており、
最大で年俸の倍以上の
1600万ドル(約24億円)になります。
さすがメジャーリーグ、額が凄すぎて
どう表現していいかわかりません。
こんな凄い契約内容ですが、
今回の契約に至るまでには
ファンをやきもきさせる展開がありました。
実はクレイトン・カーショウは、
昨年結んだ契約にプレイヤーオプション
(選手側の契約延長権)が含まれていました。
契約としては先発登板回数によって
2024年、25年共に年俸が約1000万ドルまで
上昇するという内容で、
これを行使すれば2025年も同じ条件で
プレーできたのですが、
クレイトン・カーショウは
このオプションを破棄。一時は
「ついにドジャースを離れるのでは?」
という噂が飛び交い、
引退の可能性を指摘する声もありました。
それにもかかわらず、
最終的にはドジャースと再契約。
では、なぜクレイトン・カーショウは
一度オプションを破棄したにも関わらず、
結局ドジャースに残ることになったのでしょうか?
クレイトン・カーショウがオプションを
破棄した理由はいくつか考えられますが、
大きなポイントとして契約条件の見直し が
あったと言われています。
昨シーズン、クレイトン・カーショウは
ケガの影響もあり、シーズン終盤は
万全の状態ではありませんでした。
そのため、2025年に向けて
自身のコンディションを見極めたかったという
意図があった可能性があります。
また、オプションを破棄することで
より良い契約を結ぶための交渉材料にした
という見方もあります。
実際にドジャースと再契約した際の
条件を見ると、前年の契約よりも
柔軟な内容になっており、
クレイトン・カーショウ側にとって
有利なオプションが
含まれていると言われています。
一度はオプションを破棄した
クレイトン・カーショウですが、
最終的にドジャースとの再契約を選びました。
その理由の一つは、
やはりドジャース愛にあるでしょう。
クレイトン・カーショウはデビュー以来、
一貫してドジャースでプレーしており、
過去のインタビューでも
「できるだけ長くドジャースでプレーしたい」
と語っています。
また、家族の存在も大きかったかもしれません。
カーショウはロサンゼルスでの
生活を気に入っており、
特に妻や子供たちにとっても
環境を変えたくなかった可能性があります。
さらに、ドジャース側もカーショウの
功績を評価し、年俸面だけでなく、
登板数の調整や負担を軽減する方向で
契約を進めたと見られています。
結果として、2025年もドジャースの
ユニフォームでプレーを見られるのは
ファンとしても嬉しいですよね。
長年チームを支えてきたカーショウが、
今シーズンどんな活躍を見せてくれるのか
期待しましょう!
クレイトン・カーショウの年俸推移を振り返る!サイ・ヤング賞投手の評価
メジャーリーグを代表する左腕
クレイトン・カーショウ。
デビュー当時から圧倒的な投球を見せつけ、
ドジャースのエースとして
長年君臨してきました。
サイ・ヤング賞を3度獲得し、MLB史上
最も安定した投手の一人と評される
クレイトン・カーショウですが、
その年俸推移を振り返ると
球界における評価の変遷がよくわかります。
果たしてクレイトン・カーショウは
どのようにして超高額契約を手に入れ、
そしてその評価はどのように
変わっていったのでしょうか?
年 | 年齢 | 年俸 (ドル) | 年俸(日本円) |
---|---|---|---|
2008 | 20 | 39万ドル | 5850万円 |
2009 | 21 | 40万ドル | 6000万円 |
2010 | 22 | 44万ドル | 6600万円 |
2011 | 23 | 50万ドル | 7500万円 |
2012 | 24 | 750万ドル | 11億2500万円 |
2013 | 25 | 1175万ドル | 17億6250万円 |
2014 | 26 | 2200万ドル | 33億円 |
2015 | 27 | 3100万ドル | 46億5000万円 |
2016 | 28 | 3457万ドル | 51億8550万円 |
2017 | 29 | 3557万ドル | 53億3550万円 |
2018 | 30 | 3557万ドル | 53億3550万円 |
2019 | 31 | 3100万ドル | 46億5000万円 |
2020 | 32 | 1631万ドル | 24億4650万円 |
2021 | 33 | 2333万ドル | 35億円 |
2022 | 34 | 1700万ドル | 25億5000万円 |
2023 | 35 | 2000万ドル | 30億円 |
2024 | 36 | 500万ドル | 7億5000万円 |
2025 | 37 | 750万ドル | 11億2500万円 |
※1ドル150円計算
クレイトン・カーショウがMLBデビューを
果たしたのは2008年。
ドジャース入団からわずか2年目のこと。
当時の年俸は 39万ドル(約5850万円)。
新人投手としては平均的な契約でしたが、
チームはクレイトン・カーショウを
将来のエース候補として期待していました。
その期待通り、クレイトン・カーショウは
若手ながら驚異的なピッチングを披露し、
わずか3年後の2011年には
サイ・ヤング賞を受賞。
この年、クレイトン・カーショウの年俸は
50万ドル(約7500万円)でしたが、
翌年以降は一気に跳ね上がり
なんと750万ドル(約11億2500万円)に
なります。
この上がり方が「メジャーリーグ」と
いう感じですよね。
まさにアメリカンドリームです。
2014年、クレイトン・カーショウはドジャース
と7年総額2億1500万ドル(約322億円)の
超大型契約を締結。
平均年俸は、約3071万ドル(約46億円)です。
これは当時のMLB投手史上最高額の契約
でした。
この契約により、クレイトン・カーショウの
年俸は一気に2000万ドル超に到達。
2015年には3100万ドル(約46億5000万円)まで
上昇し、MLBの「最も稼ぐ投手」の
称号を手にしました。
この時期のクレイトン・カーショウは、
まさに全盛期。防御率1点台を記録し、
奪三振数・WHIPなどの
指標でも圧倒的な成績を残し、
「現代最強の左腕」としての評価を
不動のものにしました。
世界最高峰のリーグで
最強の称号を手にする選手には
これぐらいの評価があってもいいんでしょうね。
そんな世界最強選手にも
少し陰りが見えてきます。
2019年のシーズン以降、30歳を超えた彼は、
肩や肘の故障が増え、登板数が減少。
その影響もあり、2021年以降は
以前のような長期契約ではなく、
1年契約を毎年更新する形となっています。
その単年契約も十分凄い数字です。
そしてクレイトン・カーショウは周りの不安を
払拭するように2022年・2023年シーズンでも
防御率2点台を維持。
「経験と技術で戦う投手」へとスタイルを
変えながらも、チームの中心であり続けました。
2024年と2025年の契約では、
基本年俸は大幅に減少していますが、
出来高払いの条件が付加されており、
パフォーマンス次第で大幅な増額が可能な
柔軟な契約内容となっています。
これも「結果を残せばその分評価してもらえる」
という契約内容なので、まだまだやれる事を
証明してほしいですね。
クレイトン・カーショウの妻は慈善活動家?夫婦で取り組む社会貢献とは
クレイトン・カーショウの成功の裏には
妻・エレン・カーショウの存在があります。
エレン・カーショウはただの
「野球選手の妻」ではありません。
彼女は熱心な慈善活動家として、
多くの社会貢献プロジェクトに関わっており、
クレイトン・カーショウ自身もその活動を
全力で支えています。
クレイトン・カーショウとエレン・カーショウが
中心となって取り組んでいるのが、
「カーショウズ・チャレンジ」という慈善活動です。
この団体は2011年に設立され、
恵まれない子どもたちの生活改善を
目的としています。
活動のきっかけは、エレン・カーショウが
学生時代にアフリカ・ザンビアを
訪れたことでした。
その際、エレン・カーショウは多くの
子どもたちが極度の貧困に苦しんでいる
現実を目の当たりにし
「この状況を何とかしたい」という
思いが強まり、クレイトン・カーショウと
ともに慈善活動を始めることを決意。
以来、夫妻は野球のオフシーズンを利用して、
アフリカの支援活動に尽力しています。
こういった慈善活動を思うだけでなく
実際に行動に移す所が素晴らしい夫妻ですね。
「カーショウズ・チャレンジ」では、
試合ごとに奪った三振数に応じて寄付をする
という仕組みを採用しています。
これはファンにも親しみやすいシステムで、
クレイトン・カーショウの活躍が直接社会貢献に
つながるという点で注目を集めています。
この方法はあまり野球に興味がない人達にも
応援してもらえそうな素晴らしい方法ですね。
クレイトン・カーショウは自身の年俸の一部も
毎年寄付し、これまでに総額数百万ドルを
支援活動に充てています。
クレイトン・カーショウが野球で活躍する
一方で、エレン・カーショウは慈善活動の
運営を実質的にリードする役割を担っています。
彼女は資金調達のためのイベントを企画したり、
支援を必要とする地域と連携を取ったりと、
積極的に活動を続けています。
クレイトン・カーショウはある
インタビューでこう語っています。
「僕ができるのは野球を通じて
サポートすること。でも、エレンは直接現場に行き、
子どもたちと向き合いながら本当に大きな影響を与えている。」
クレイトン・カーショウにとって、
エレン・カーショウの存在は単なる妻以上に
人生のパートナーとして、
社会貢献活動の原動力になっているのです。
クレイトン・カーショウが今後も
野球で活躍し続ける限り、
クレイトン・カーショウとエレン・カーショウの
慈善活動もさらに広がっていくことでしょう。
野球界だけでなく、社会貢献の分野でも
影響力を持つ夫妻の今後に期待したいですね!
サイ・ヤング賞3回受賞!クレイトン・カーショウの圧倒的な成績を振り返る
クレイトン・カーショウのキャリアを語る上で
欠かせないのが3度のサイ・ヤング賞受賞と
驚異的な成績の数々です。
2008年のデビュー以来、
クレイトン・カーショウは
メジャーのマウンドを支配し続け、
数々のタイトルを獲得しながら、
ドジャースのエースとして君臨してきました。
一体、クレイトン・カーショウは
どれほど圧倒的な成績を残してきたのか?
サイ・ヤング賞受賞年を中心に、
クレイトン・カーショウの素晴らしい成績を
振り返ってみましょう。
年度 | 年齢 | 投球回 | 勝負 | 奪三振 | 防御率 |
2008 | 20 | 107.2 | 5勝5敗 | 100 | 4.26 |
2009 | 21 | 171 | 8勝8敗 | 185 | 2.79 |
2010 | 22 | 204.1 | 13勝10敗 | 212 | 2.91 |
2011 | 23 | 233.1 | 21勝5敗 | 248 | 2.28 |
2012 | 24 | 227.2 | 14勝9敗 | 229 | 2.53 |
2013 | 25 | 236 | 16勝9敗 | 232 | 1.83 |
2014 | 26 | 198.1 | 21勝3敗 | 239 | 1.77 |
2015 | 27 | 232.2 | 16勝7敗 | 301 | 2.13 |
2016 | 28 | 149 | 12勝4敗 | 172 | 1.69 |
2017 | 29 | 175 | 18勝4敗 | 202 | 2.31 |
2018 | 30 | 161.1 | 9勝5敗 | 155 | 2.73 |
2019 | 31 | 178.1 | 16勝5敗 | 189 | 3.03 |
2020 | 32 | 58.1 | 6勝2敗 | 62 | 2.16 |
2021 | 33 | 121.2 | 10勝8敗 | 144 | 3.55 |
2022 | 34 | 126.1 | 12勝3敗 | 137 | 2.28 |
2023 | 35 | 131.2 | 13勝5敗 | 137 | 2.46 |
2024 | 36 | 30 | 2勝2敗 | 24 | 4.5 |
クレイトン・カーショウが最初に
サイ・ヤング賞を受賞したのは2011年。
この年、クレイトン・カーショウは
驚異的な成績を記録し、
ついにメジャーの頂点に立ちました。
- 投球回数:233.1回
- 勝敗:21勝5敗
- 防御率:2.28(リーグ1位)
- 奪三振数:248(リーグ1位)
- WHIP:0.98(リーグ1位)
この年、クレイトン・カーショウは投手3冠
(勝利数、防御率、奪三振)を達成し、
文句なしでサイ・ヤング賞に輝きました。
若干23歳での受賞は、
クレイトン・カーショウが
「次世代の大エース」であることを
確固たるものにした瞬間でした。
次に受賞したのが2013年。
クレイトン・カーショウはさらに進化し
圧倒的な防御率1.83を記録。
この数字は、近年のMLBにおいても
極めて異例の低さです。
- 投球回数:236.0回
- 勝敗:16勝9敗
- 防御率:1.83(リーグ1位)
- 奪三振数:232
- WHIP:0.92(リーグ1位)
MLB全体がパワーヒッター全盛期を迎える中、
これほどの防御率を記録する投手は
まさに異次元です。凄すぎです。
そして史上最年少(25歳)で
2度目のサイ・ヤング賞を受賞となります。
すでに殿堂入りクラスの実績を
築きつつあることを証明しました。
3度目の受賞は2014年。
この年はクレイトン・カーショウのキャリアでも
最強と言っても過言ではないシーズンでした。
この年、クレイトン・カーショウは投手として
史上最強レベルの成績を叩き出し、
なんとサイ・ヤング賞に加えてMVPまで受賞!
2014年シーズン成績
- 投球回数:198.1回(故障でシーズン途中離脱も含む)
- 勝敗:21勝3敗
- 防御率:1.77(リーグ1位)
- 奪三振数:239
- WHIP:0.86(リーグ1位)
シーズン途中にケガで約1か月間離脱
したにもかかわらず、この圧倒的な成績を残し、
投手としての価値を証明しました。
特に、防御率1.77は、
1900年代以降で2番目に低い記録として
歴史に刻まれています。
また、クレイトン・カーショウはこの年
ノーヒットノーランも達成。
MLB全体を支配する投球で、史上13人目となる
「サイ・ヤング賞&MVPのダブル受賞」
を果たしました。
この年のクレイトン・カーショウは、まさに
「無敵」の状態だったと言えるでしょう。
サイ・ヤング賞を3回受賞した
クレイトン・カーショウですが、
その後も長年にわたって
メジャー屈指の投手として活躍し続けています。
2020年にはワールドシリーズ制覇を果たし、
通算奪三振数、通算防御率、通算勝利数など、
すべての成績で歴代トップクラスに位置しています。
クレイトン・カーショウのキャリアを
一言で表すなら「圧倒的な安定感」
長年トップレベルを維持し続ける投手は、
歴代MLBを見てもごくわずかです。
クレイトン・カーショウのキャリアは、
メジャーリーグの歴史に残る伝説です。
そして今もなお、彼は第一線で活躍し続けています。
2025年シーズン、クレイトン・カーショウは
どんな成績を残すのか?
彼の投球から、まだまだ目が離せません!
クレイトン・カーショウのプロフィール!身長・体重・ポジション・投球スタイルは?
出身地:アメリカ合衆国 テキサス州ダラス
生年月日:1988年3月19日(36歳)
身長:193cm
体重:102kg
投打:左投左打
ポジション:投手
ドラフト年:2006年(ロサンゼルス・ドジャースから1巡目指名)
プロ通算年数:18年目(2025年シーズン時点)
経歴:ハイランドパーク高校(テキサス州)ー ロサンゼルス・ドジャース(2008~現在)
クレイトン・カーショウは身長193cm、
体重102kgの素晴らしい体格を持ち、
豪快なストレートとキレのある変化球を
自在に操る本格派左腕です。
この恵まれた体格から繰り出される
ストレートと変化球は、打者にとって
脅威となっています。
そんなクレイトン・カーショウの最大の武器は
抜群の制球力(コントロール)です。
四球が少なく、ストライクゾーンを巧みに使い
同じフォームで速球と変化球を投げ分け、
打者を惑わしていきます。
一つ一つのレベルが全て高い投手なので
キャリアを通じてWHIP
(1イニングあたりの被出塁率)
が非常に低いのが特徴です。
クレイトン・カーショウの投球は、
単なる「速球派」でも「変化球投手」でもなく、
両方の要素を兼ね備えた
完璧なエース像を体現しています。
クレイトン・カーショウのピッチングを
見るたびに、野球の奥深さや投球技術の
美しさを感じずにはいられません。
2025年シーズン、クレイトン・カーショウは
どんな投球を見せてくれるのか?
ドジャースの生ける伝説に
今後も注目していきましょう!
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