角田夏実(つのだ なつみ)は、
日本女子柔道48kg級の選手です。
私が個人的に今一番注目している
女子柔道家です。
最近は、バラエティー番組などにも
よく出ていて、ずいぶん有名になりましたね。
角田選手は元々52kg級の選手でしたが、
パリ五輪を見据えて2019年に階級を
48kg級に変更しました。
その後の彼女の活躍は神がかっていますね。
必勝パターンである巴投げからの
関節技を武器に、
2021年から世界柔道選手権で3連覇をし、
今年2024年に開催されたパリ五輪
では見事金メダルを獲得しました。
現在32歳と遅咲きながら、今の
彼女はまさに無双状態ですね。
そんな角田選手ですが、柔道の強さだけでなく
ビジュアルにも定評があり、
メディアに出るたびにSNSでかわいいと話題に
なっています。
今回はそんな角田選手のご両親がどんな人か。
兄弟はいるのか。
出身中学・高校・大学はどこか。
など、色々と調べてみました。
角田夏実の両親はどんな人なのでしょうか?
角田選手の父親は、
角田佳之(よしゆき)さんです。
1963年10月23日生まれで、
現在は61歳です。
佳之さんは整体師として
勝田台中央整骨院で、
夫婦でお仕事をしていました。
ところが、猛威をふるった新型コロナ
の影響で経営が苦しくなり、
2022年に閉院してしまいました。
きっと断腸の思いで、
お店を閉めたんでしょうね。
それにしても、
両親がそんな大変な状況だった年でさえ、
世界選手権で連覇を果たした、
角田選手のメンタルの強さには驚きですね。
そんな角田選手の活躍を語る上で、
父親の佳之さんの存在は欠かせません。
佳之さんも柔道経験者で、現在は、
八千代市柔道協会会長を務めています。
また、角田選手が、
小学2年生で柔道を始めたのも、
佳之さんの提案で、
近所の八千代警察署で行われていた練習に、
参加した事がきっかけでした。
佳之さんはこの頃から、
整骨院のリハビリルームに4枚の畳を敷き、
角田選手に関節技のかけ方等を教えていました。
本格的な指導ではなく、
遊び感覚での稽古の場だったようですが、
この経験は、後に角田選手が、
世界を制する事となる
巴投げからの関節技という、
必勝パターンを習得する
土台となった事は間違いありません。
佳之さんは以前、娘の角田選手について
「小さいころはよく泣いていた」
「口には出さないが、かなりストイックな性格」
「最近は精神的にもかなり強くなった」
などと話しています。
昔は泣き虫だった角田選手が、世界一の実力
を身に付けるまでに成長してくれて、
佳之さんもさぞかし
誇りに思っているでしょうね。
続いては母親についてです。
角田選手の母親は、
角田五都子(いつこ)さんです。
とてもお綺麗な人です。
五都子さんも佳之さんと一緒に整体師として
お仕事をしていました。
角田選手の活躍の裏には母親の存在も
大きかったと思います。
柔道を始めた頃の角田選手は試合に出ても
全く勝てず、悔しい思いをしていました。
角田選手は五都子さんに度々
「柔道を辞めたい」と
弱音を漏らすことがありました。
そんな時、五都子さんは
「黒帯を取るまで続けてみたら?」
とアドバイスをしていました。
母親のこういったアドバイスが無ければ
ひょっとしたら現在の角田選手の活躍は
無かったかもしれません。
ここで、角田選手と母五都子さんにまつわる
エピソードを一つ紹介致します。
角田選手が2017年7月の柔道スペイン合宿に
参加していた時の出来事です。
外国人選手との乱取りで、
鼻を骨折してしまった角田選手は、
整骨院で働く五都子さんの指示に従い、
鼻にボールペンを入れて、
緊急手術をしています。
その甲斐あってか、
その後の世界選手権52kg級で
銀メダルを獲得しましたが、
想像しただけで痛いエピソードですね。
角田夏実の兄弟がどんな人なのか気になります!
角田選手に兄弟がいるか調べたら、
お姉さんが一人いる事が分かりました。
お姉さんの名前は角田真美(まみ)さんです。
ちなみに、真美さんもかなりの美人です。
角田選手は以前、姉真美さんについて
以下のように語っています。
「強豪相手との試合を控えている時など、
姉に電話で弱音を語ると『大丈夫、あんたの方が強い。
やっちゃえ、私がついてるから』みたいな感じで言ってくれるから
安心して試合に臨める」
大事な試合前のお姉さんとの電話が、
角田選手の精神的な支えになりました。
常に大きなプレッシャーと戦う選手にとって
メンタルはとても重要です。
そのメンタルをしっかり支えてくれる
姉の真美さんの存在も、
角田選手にとって、
欠かせないものになっています。
そんな真美さんにまつわる
エピソードについても、一つ紹介致します。
実は、「角田選手の試合を
真美さんが観に来ると負ける」
という残念なジンクスがありました。
お姉さんの存在に安心し過ぎるのか、
逆にいい結果を出そうと力が
入り過ぎてしまうのか分かりませんが、
過去に負けが続いていたのです。
そこで角田選手は、去年開催された大会
「グランドスラム2023」で、
ジンクスの克服に挑みます。
真美さんが全試合観戦していた
その大会の結果は・・・。
角田選手は見事にオール1本勝ちで優勝!!
優勝して良かったですね。
もし負けてたら、
真美さんパリに行けなかったですね。
こうしてジンクスを
完全に克服した角田選手は、
パリ五輪でも家族全員が見守る中、
金メダルを獲得する事になります。
カッコよすぎですよね。
角田夏実の中学や高校そして大学はどこでしょう?
角田選手は、
八千代松陰中学校に入学しました。
角田選手は中学2年の時、
全国大会への出場を果たすも、
1回戦目のわずか13秒で敗退してしまいます。
中学の時は全国で有名になるほど
強くはなかったのですね。
かなり悔しい思いをした角田選手は
両親を説得し、中学3年の10月に柔道の
強豪校である勝田台中学校に転校します。
角田選手の
「どうしても柔道が強くなりたい」という
熱い想いが伝わってくるエピソードですね。
角田選手の出身高校は、
千葉県立八千代高校です。
普通科、家政科、体育科がある進学校で、
角田選手は体育科に在籍していました。
柔道部は県内でも強豪でしたが、
高校3年間を通して輝かしい成績を
おさめる事ができなかった角田選手は、
「卒業後はケーキ屋になる為に
専門学校に進もうと考えていたが、
顧問に叱責され、当時柔道の強化を始めていた
東京学芸大学への進学を決めた」
と、後に話しています。
高校時代の角田選手は、まだその真の才能を
開花させていませんでした。
もし、ここで柔道を辞めていたら
後の角田選手の活躍は、
見られなかったんですね。
本当に進学してくれて、
柔道を続けてくれて良かったです。
角田選手は、東京学芸大学に進学しました。
東京学芸大学って、柔道が強いイメージが
全く無いのは私の偏見でしょうか。
しかし、角田選手はこの大学時代に
関節技や寝技を徹底的に強化した事で、
現在の巴投げからの関節技という
必勝パターンが完成したわけですから、
東京学芸大学と、
高校時代に叱責してくれた
顧問には感謝ですね。
そして角田選手は
2021年から世界柔道選手権で3連覇し、
パリ五輪では悲願の金メダルを獲得します。
さらにこの金メダルはパリ五輪日本勢メダル
第1号にして、日本五輪通算500個目の記念
メダルとなりました。
まさに持っていますね。
そんな角田選手の今後のますますの活躍に
期待したいものです。
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