#日本インカレ
不破聖衣来、復活!
32.55.31🥇 pic.twitter.com/nfeugQYZup— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) September 9, 2022
不破聖衣来(ふわ せいら₎選手は、
拓殖大学女子陸上部所属4年の選手です。
現在21歳です。
専門種目は、中距離走と長距離走です。
不破聖衣来選手は、
大学1年生時の全日本大学女子駅伝で、
エース区間の5区を走り、
6人抜きの区間賞(区間新記録)を獲得し、
衝撃デビューを果たしました。
私もリアルタイムで見ていましたが、
まさにニューヒロイン誕生でしたね。
そして、同年12月11日の
「関西実業団ディスタンストライアル」
女子1万メートルで、
30分45秒21のタイムをたたき出し、
日本歴代2位およびU20日本新記録、
日本学生新記録を樹立しました。
一躍注目の選手となり、
その後も駅伝で驚異的なごぼう抜きや
区間新記録をたたき出し、
世間を脅かせ続けましたが、
怪我で、2年間近くレースに出場できず、
大学最終学年を迎えてしまい、
多くのファンにその動向の
心配をかけている不破聖衣来選手ですが、
12月最後の富士山女子駅伝の、
出場が表明され、
不破聖衣来選手がどんな走りを
見せてくれるのか、期待したいです。
そんな不破聖衣来選手ですが、
このまま怪我の多さから
引退してしまうのでは?
進路はどうなるのか?など
現在注目されています。
今回は、そんな不破聖衣来選手について、
引退しているのか、現在の動向や、
進路について
色々調べてみることにしました。
不破聖衣来は引退しているの?
結論から言うと不破聖衣来選手は、
引退をしていません。
なぜ、引退しているのではという
噂がたつようになったのか、
それは、
怪我の影響で実践から離れていて、
レースにもほとんど出場することが
なかったため
このまま引退するのでは?
という噂が立つようになったと
考えることができます。
特に度重なる怪我が重なったことで
思うようにレースに
参加することができず
本人も、
非常に悔しかったと思います。
しかし、
全日本大学選手権2023のPR動画では、
「2028年オリンピックの10000mで金メダルを
獲得する事を目標に頑張っています!」
とコメントを残していることから、
本人は、悲観的にならず
将来に向けて希望を持って、
期待に応えようとしていることが
分かるコメントを残しています。
大学1年生であれだけの活躍を残し、
陸上界のニューヒロインにまで
駆け上がった不破聖衣来選手は、
大きな大会があるごとに
「不破聖衣来選手がでるのでは?」
と期待されては、
出場できず、
ファンは落胆していたかもしれませんが、
それだけ、不破聖衣来選手が
ファンから期待されている
証拠でもあります!
あれだけ活躍していたのに、
報道されなくなってしまい
私ももうだめなのかなと
諦めかけていましたが、
引退していないことが分かり、
今年の富士山女子駅伝の
出場も表明され、
私も安心しました
再び不破聖衣来選手が全力で走る姿を
見られるのが楽しみですね!
不破聖衣来の現在の状況とは?
引退表明はしていない
不破聖衣来選手ですが、
現在、大学4年生で
いよいよ今年の12月30日に控える
富士山女子駅伝が大学最後のレースになります。
ここ2年間近く怪我に苦しみ、
当初目標にしていた
パリオリンピックへの出場も
逃してしまいました。
怪我に苦しむも
不破聖衣来選手は今まで、
多くの活躍を残してきました。
大学1年次
2021年10月31日に行われた
全日本大学女子駅伝で、
5区9.2kmを走った不破聖衣来選手は、
9位でタスキを受け取り、
6人を抜き去り拓殖大学の順位を3位に
押し上げる走りを見せます。
今までの区間記録を1分14秒も更新する
驚異的な区間新記録28分59秒を
たたき出しました。
まるでシドニーオリンピックで、
金メダルを獲得した、
高橋尚子(たかはし なおこ)選手を
思い出すほどの、衝撃でした。
これには、不破聖衣来選手も、
「正直、きつかったです。レースでは
経験がなくて不安もあった。立命大を抜いてからは(日体大が)
小さく見えて、
とにかく前だけを追いかけた感じです」。
と語るなど、
不破聖衣来選手が全力で走った結果、
掴み取った成績ですから、
本当にあっぱれですね!
特に当時、
3年連続全日本大学女子駅伝で区間賞を取り、
4年連続の区間賞が期待されていた、
パリオリンピック女子マラソンで
6位入賞を果たした、
当時大東文化大学のエースだった
鈴木優花(すずき ゆうか)選手を、圧倒し、
区間新記録を叩き出したのは、
衝撃的でしたね。
不破聖衣来選手の実力の凄さに、
圧倒された瞬間でもあります!
続く11月14日に行われた
東日本女子駅伝でも、
不破聖衣来選手はアンカー9区10kmを
31分29秒で走り抜けました。
38秒差の3位で群馬県のタスキを受け取ると、
驚異的な走りを見せ1位でゴール。
区間賞だけではなく、
群馬県を7年ぶりの優勝へ導く
活躍をしました。
やはり、不破聖衣来選手が
とんでもない実力を
兼ね備えていることが
改めて分かる結果ですね!
さらに12月11日の
「関西実業団ディスタンストライアル」
女子1万メートルで、
30分45秒21のタイムをたたき出し、
日本歴代2位およびU20日本新記録、
日本学生新記録を樹立しました。
駅伝で輝いたニューヒロインが、
トラックでも規格外の輝きを放ったと、
驚きました。
日本歴代2位となる30分45秒21を記録し、
これには本人も、
「30分台が出るとは思わなかったので、
うれしかったのとびっくりしました」
そして12月30日の富士山女子駅伝では、
私たちの記憶に強く刻まれる、
10人抜きの区間新記録をたたき出します。
エース区間最長10.5kmの5区で、
トップと2分22秒差の12位でタスキを受けると、
日本インカレ10000ⅿ優勝の
大東文化大学、鈴木優花選手を置き去りにし、
次々と前方の走者を追い抜き、
2017年に関谷夏希(せきや なつき)が
記録した34分17秒の区間記録を
大幅に更新する
32分23秒の区間新記録をマークし、
トップの名城大との差を
1分13秒に詰める活躍をします。
私は、これもリアルタイムで見ていましたが、
もう表現する言葉が見つからないほどの
衝撃を受けました。
この走りに不破聖衣来選手は、
「チームの8位入賞の目標に向けて、
自分の役割は果たせたと思う。
でも自分でトップに出るっていう目標もあったので、
そこが達成できなかったのはすごい悔しいです。
途中すごくきつくなって、少しペースが落ちたんですが、
今まで走って来てくれたメンバーや
この先で待ってるメンバーのことを思ったらここで落ちしちゃいけないと思って
力が入りました」
とコメントを残し、
負けず嫌いな一面を見せてくれました。
走る度に快記録を叩き出している
不破聖衣来選手は、
富士山女子駅伝でも期待以上の走りを
披露してくれましたね!
しかし、不破聖衣来選手の衝撃は、
これだけでは終わりませんでした。
2022年1月16日の
第40回全国都道府県対抗女子駅伝で、
群馬代表として、4区を走り、
2018年に長崎代表の
広中璃梨花(ひろなか りりか)が記録した
12分32秒の区間記録を更新する
12分29秒の区間新記録をマーク。
22位でタスキをもらうと
次々と前を走る走者を追い抜いて
13人抜きを演じて9位に順位を上げた。
レース後、不破は
「前にいる選手をひたすら
追いかけて走って、こういう記録が出せたのでうれしいです。
高校の時は
全国大会に出場することが
かなわなかったので、こういう形で全国の舞台で
タスキ渡しができてうれしい。今年は世界選手権とかがあるので
そこに出場できるように
頑張っていきたいです」と話した。
もうここまでくると、
凄いを通り越して、
何も言葉はでてきませんね。
この時は、まだ大学1年生ですから、
将来は、明るい未来しか見えなかったです。
私もこの時は、近い将来マラソンに挑戦して、
不破聖衣来選手が優勝するシーンを
想像してしまいました。
そして、オリンピックマラソンで
金メダルを獲得することを
期待してしまいました。
しかし、その後座骨を痛め、
さらに右足アキレス腱の周囲炎により
3月まで静養することになります。
大学2年生になり、
5月の日本選手権1万メートルを欠場し、
世界選手権(米オレゴン州)の
参加標準記録を突破していたのに
世界選手権に出場することはできませんでした。
期待していただけにとても残念でしたね。
しかし、2022年9月9日の
日本インカレ10000mに145日ぶりの
復帰戦として臨み、
記録は自身のベストタイム30分45秒21に
遠く及ばなかったものの、
32分55秒31で見事に優勝しました。
一安心でしたね。
その後、10月30日に行われた
全日本大学女子駅伝では、
5区9.2kmのエース区間で、
ただ一人、30分を切る
29分39秒で区間賞を獲得します。
大学1年生時の区間新記録28分59秒には
及びませんでしたが、
強い不破聖衣来選手が健在であることを
証明しましたね。
私も、やっぱり不破聖衣来選手は
強いなとあらためて思いました。
しかし、その後はもっと長い間、
怪我に苦しみ、
表舞台から消えることになります。
以前のような活躍を
見ることができなくなりました。
不破聖衣来選手の走りを
楽しみにしているファンも多く、
当時の状況に
落胆を隠すことのできない人も
多かったかもしれないですね。
大学3年時の全日本大学女子駅伝では、
補欠としてエントリーしましたが
結局、出走はすることはできませんでした。
まだ全日本で走れるほど本調子ではなく、
完全復帰に時間がかかったのかもしれませんね。
そんな、不破聖衣来選手ですが
大学4年になった最初の、関東学生選手権に出場し、
9月の日本インカレで、
10000mに出場すると、
33分12秒79で7位という結果を残しました。
この時は、
大学1年生時の衝撃的な記録を知っているので、
記録としてはとても残念ですが、
それでも、久々に不破聖衣来選手の
話題が報道され、復帰を知っただけでも、
とりあえず満足でしたね。
これには不破聖衣来選手も、
「駅伝に向けて、自分自身やチームの
みんなのために自信につながる走りだった」
とコメント。
不破聖衣来選手の
前向きなコメントに安心しました。
10月27日の全日本大学女子駅伝にも出場し、
エース区間5区9.2kmを走りました。
大学1年生2年生と連続で区間賞を
獲得して以来です。
やっぱり、期待しちゃいました。
また、ごぼう抜きで区間賞を
獲得してくれるのではないかと、
しかし、区間記録は30分21秒で、
区間順位7位という残念な記録でした。
まだまだ、全盛期の完全復活には、
ほど遠いいことが分かり、残念ですが、
ゆっくりでもいいので、
全盛期の不破聖衣来選手の
完全復活に期待します。
レース後には、
「感覚は自分の中では悪くはなかった。
良くもなかったけど、やっぱり
最後しか出せなかったのは、本当に悔しい気持ちでいっぱい
練習もそうだし、気持ちも
全てにおいて足りなかった」
レース後上記のように語っていますが、
悲観的ではない、
今後に対する意欲を感じました。
12月30日の富士山女子駅伝では、
エースが集う5区への
出場が予定されています。
怪我の完治に時間がかかり、
周囲からの注目は凄まじく、
時には人目をはばからず
涙を流すこともありました。
どのような走りを見せてくれるのか、
大きな期待がかかりますが、
全力で走る不破聖衣来選手を
暖かく応援したいですね!
不破聖衣来の進路はどうなるの?
不破聖衣来選手の進路には、
度々注目を集めますが、
2024年11月24日に、
実業団である「三井住友海上」に
進むことが発表されました。
不破聖衣来選手の進路については、
先日行われた女子クイーンズ駅伝時に、
高橋尚子(たかはし なおこ)さんが
三井住友海上のアンカーが
ゴールをした後に、
「来年は大学で活躍している
不破聖衣来選手も加入するので、また新星になって
生まれ変わってきっとクイーンズ駅伝(8位以内のシード)にも
繰り込んでくるんじゃないかな」
と話をしていて、リリースがある前に
不破聖衣来選手の進路を明かしてしまう
場面に驚くファンも
多かったのではないでしょうか。
不破聖衣来選手の進む、三井住友海上と言えば
全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で
7度の優勝を誇り、
5000メートルで
今夏のパリ五輪代表の
樺沢和佳奈(かばさわ わかな)も在籍する
日本屈指の強豪実業団チームでもあります。
大学当初の不破聖衣来選手の目標には、
パリオリンピックを目指し活動を行い、
怪我に苦しむ時期が続きながらも、
「可能性として0じゃない。
今、こういう状況で本当に目指せるのかと
言われたりもするが、1%でも可能性が残っていれば、
0ではないので、狙っていきたい」
と語り目標を掲げていました。
しかし、怪我に苦しみ、
パリオリンピックへの
出場は叶いませんでしたが、
不破聖衣来選手が大学1年時に圧倒した
鈴木優花選手は、不破聖衣来選手に
敗れたあと
名古屋ウィメンズマラソンに出場し、
5位という結果でしたが、
日本学生新記録を残します。
翌年の
マラソングランドチャンピオンシップでは、
優勝して、
オリンピックに出場すると6位入賞です。
不破聖衣来選手のライバルでもあった
鈴木優花選手が、オリンピックに出場し、
これだけの活躍をしたと考えると、
不破聖衣来選手が
オリンピックへ出場した時の
結果を想像しないではいられませんね。
実際、不破聖衣来選手は、
鈴木優花選手の走りに刺激され、
「マラソンの競り合いは
すごい印象に残っていて、
その中で鈴木優花さんが6位に入賞されていたので、
そういうのもすごい見ていて面白かった」
と語り、
「自分が4年後とかに五輪に出た時に
どういう走りをしようという
イメージが持てた。五輪に出場するのは
陸上をやっている上で夢であり
目標なので、そこはしっかり目指していきたい」
と力強く語り、
将来に対する抱負を語ってくれたのには、
期待を感じました。
不破聖衣来選手には、是非とも、
第2の高橋尚子選手になってもらい、
マラソンで金メダルを
獲得して貰いたいですね。
不破聖衣来選手が三井住友海上に進む理由には、
長年陸上競技のサポートを行っており、
充実した練習環境やサポート体制が
整っていることが考えられます。
不破聖衣来選手が目指す将来のオリンピック出場の
目標を達成するために、
三井住友海上が最適な環境を提供できると
不破聖衣来選手自身が
判断したのかもしれませんね。
特に、三井住友海上には、
大学の先輩でもある、
八田ももか(はった ももか)さんも
マネージャーとして勤務しているのは、
不破聖衣来選手にとって大きな決め手
だったかもしれませんね。
また、三井住友海上の企業文化や
社員との出会いは、
不破聖衣来選手の価値観に合致した
可能性もあります。
怪我に苦しみ、
このまま引退してしまうのではないかと、
不安視するファンもいましたが、
三井住友海上に進路が決まり、
大学卒業後も陸上を続けてくれることが分かり
一先ず安心ですね。
まとめ
不破聖衣来選手は、
日本の陸上界をこれから引っ張る
若き才能であり、
今後の活躍が非常に期待される選手です。
小柄な体格でありながら、
その強靭な精神力と卓越した走力によって、
日本の女子長距離界に
新たな歴史を刻んでいくことは、
間違いありません。
そんな不破聖衣来選手ですが、
怪我に苦しむ時期が多く、
一部ファンの間で
実は引退しているのでは?
と勘違いされてしまうことも
多かったです。
しかし、実際は引退しておらず、
卒業後は三井住友海上で
競技を続けることが表明されました。
大学ラストシーズンを迎え、
いよいよ12月30日の富士山女子駅伝にも、
出走予定である不破聖衣来選手が、
どのような走りを見せてくれるのか、
卒業後はどのような活躍を見せてくれるのか、
目が離せませんね。
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