前田健太(まえだ けんた)投手は、
デトロイト・タイガースに所属している
メジャーリーガーです。現在36歳です。
前田健太投手の特徴は抜群の制球力と
多彩な変化球を駆使する投手です。
前田健太投手はNPB時代から
与四球率が非常に低くメジャーでも
その正確なコントロールは健在です。
これにより厳しいコースへの投球で
強打者揃いのメジャーリーグで
打者を抑えてきました。
変化球ではチェンジアップ・スライダーが
最大の武器でチェンジアップに関しては
メジャー平均よりも落差が大きいのが特徴です。
チェンジアップでの奪空振り率は39%と
非常に高く多くの三振を生み出しています。
特にボールゾーンでの空振りが多く、
年齢とともに、どうしてもストレートの伸びは
低下してきていますが、それを補うように
変化球に磨きをかけ、持ち前のコントロールで
打者を翻弄しています。
世界最高峰リーグで長年活躍し続けるために
年齢を重ねても成長し続けるというのは
本当に凄いことですよね。尊敬します。
元々、先発投手の前田健太投手ですが、
近年は中継ぎでの起用もあり、
与えられた仕事を全うしてきましたが、
2025年シーズンはメジャー10年目を迎え、
「勝負の年」として先発ローテーション復帰を
目指しています。
また将来的には日本球界への復帰も
視野に入れていることを明かしている
前田健太投手。
そんな前田健太投手の年俸や年俸推移が
気になりませんか?
最新のプロフィールも合わせて
徹底解説していきます。
前田健太の2025年の年俸はいくら?最新情報をチェック!
前田健太投手の2025年の年俸は
1000万ドル(約15億円)です。
※1ドル150円計算
これは2年契約の2年目の年俸になります。
前田健太投手は2023年オフに、
それまで所属していたミネソタ・ツインズから
FAとなり、同じア・リーグ中地区の
デトロイト・タイガースと2年2400万ドル
(約36億円/2024年〜2025年)
の契約を結んでいます。
契約内容としては2024年は
年俸1400万ドル(約21億円)
2025年が1000万ドル(約15億円)となっています。
この契約内容には少し特殊なものがあり、
年俸の中から各年タイガース基金への寄付が
契約に盛り込まれています。
1年目の寄付額は1万ドル(約1500万円)
2年目の25年は5万ドル(約7500万円)と
なっており、これはミシガン州や周辺の大学の
奨学金や子供たちの野球支援を目的に
2005年に設立された基金に対しての
寄付となっています。
こういった形での寄付もあるんですね。
スター選手たちが子供たちを支援するというのは
素晴らしい取り組みだと思います。
その他の契約内容はシンプルなものになっており
出来高やオプトアウト(契約破棄条項)も
含まれていません。
以前にドジャース時代に結んだ契約が
かなり異例で年俸300万ドル(4億5000万円)
で8年契約だったので合計しても
2400万ドル(36億円)でした。
その代わりに出来高が
毎年1000万ドル以上ついており、
成績がよければ高額年俸になりますが、
これは「球団に有利すぎる」と批判も
起きていました。
実力が全てのプロの世界とはいえ、
これは厳しい契約条件ですよね。
今回は当時の契約内容と比べてシンプルで、
球団側に有利すぎる条件がない点が前田健太投手
にとってはメリットになっています。
とはいえ、MLBトップクラスの選手の年俸と
比べると低い水準です。
例えば、大谷翔平選手やフアン・ソト選手などの
一流選手は年俸が5000万ドルを超えていて、
平均的なトップ選手の年俸は約4000万ドル以上です。
このあたりと比べると確かに少し低いと
感じるかもしれませんが、それでも日本の
プロ野球と比べると十分すぎる年俸ですよね。
球団側は前田健太投手に成績だけではなく
ベテラン投手として若手投手陣のリーダー
としての役割も期待しています。
タイガースの投手陣は若手中心で、
30代のベテラン投手が不足している状況です。
前田健太投手は豊富な経験を持つ
ベテランとして、若手投手たちへの指導や
模範となることが期待されています。
編成本部長のスコット・ハリスは
「ケンタはストライクをしっかり
投げられる投手だし、空振りを
奪える変化球を複数持っている。優れた競争者であり、
素晴らしいチームメイトでもある。ケンタの仕事ぶりを見て、
若い先発投手たちには
コマンド、ゾーン全体を使うこと、持ち球を駆使することなどの
重要性を学んでほしい。ケンタはキャリアを通して、
そうしたことを実践してきた」
と述べており、彼を「お手本」として
評価しています。
2025年、前田健太投手の成績だけでなく
若手投手陣のリーダーとしてチームへの
貢献度にも注目していきたいですね!
前田健太の年俸推移を徹底解説!日本時代からMLBまでの変遷
プロ野球選手として輝かしいキャリアを
歩んできた前田健太投手。
広島東洋カープでエースとして活躍し、
メジャーリーグへと挑戦した彼の年俸は、
どのように変化してきたのでしょうか?
前田健太投手のNPB時代からMLB移籍後の
契約まで、年俸推移を詳しく解説します。
年度 | 年齢 | 年俸(日本円) | 年俸(ドル) | 試合 | 勝 | 負 | 防御率 | 奪三振 |
2007 | 19歳 | 800万円 | – | – | – | – | – | – |
2008 | 20歳 | 800万円 | – | 19 | 9 | 2 | 3.20 | 55 |
2009 | 21歳 | 2500万円 | – | 29 | 8 | 14 | 3.36 | 147 |
2010 | 22歳 | 4800万円 | – | 28 | 15 | 8 | 2.21 | 174 |
2011 | 23歳 | 1億5000万円 | – | 31 | 10 | 12 | 2.46 | 192 |
2012 | 24歳 | 1億5000万円 | – | 29 | 14 | 7 | 1.53 | 171 |
2013 | 25歳 | 2億1000万円 | – | 26 | 15 | 7 | 2.10 | 158 |
2014 | 26歳 | 2億8000万円 | – | 27 | 11 | 9 | 2.60 | 161 |
2015 | 27歳 | 3億円 | – | 29 | 15 | 8 | 2.09 | 175 |
2016 | 28歳 | 15億円 | 1000万ドル | 32 | 16 | 11 | 3.48 | 179 |
2017 | 29歳 | 10億8750万 | 725万ドル | 29 | 13 | 6 | 4.22 | 140 |
2018 | 30歳 | 9億円 | 600万ドル | 39 | 8 | 10 | 3.81 | 153 |
2019 | 31歳 | 12億6000万円 | 840万ドル | 37 | 10 | 8 | 4.04 | 169 |
2020 | 32歳 | 7億6500万円 | 510万ドル | 11 | 6 | 1 | 2.70 | 80 |
2021 | 33歳 | 8億2500万円 | 550万ドル | 21 | 6 | 5 | 4.66 | 113 |
2022 | 34歳 | 4億5000万円 | 300万ドル | – | – | – | – | – |
2023 | 35歳 | 8億4000万円 | 560万ドル | 21 | 6 | 8 | 4.23 | 117 |
2024 | 36歳 | 21億円 | 1400万ドル | 29 | 3 | 7 | 6.09 | 96 |
2025 | 37歳 | 15億円 | 1000万ドル |
※1ドル150円計算
※2007年~2015年広島
2016年~2019年ドジャース
2020年~2023年ツインズ
2024年~2025年タイガース
※2016年以降の年俸には出来高も含めています
前田健太投手は2007年にドラフト1位で
広島に入団しました。
入団当初は球団の方針により
二軍キャンプスタートでしたが、
ほぼ完成された投球フォームから
繰り出される伸びのあるストレートと
縦に割れるカーブが評価され
すぐに1軍に合流します。
1軍での登板自体はなかったものの
2軍の先発ローテーションを任され、
新しい変化球の練習や1軍練習に帯同し
初年度を終える事になります。
翌年2008年から
エースナンバーである18をつける事に。
当時一度も1軍登板がない選手が
エースナンバーをつける事はファンだけでなく
前田健太投手自身も驚いていました。
これは球団の期待の表れでもありましたが、
20歳でチームのエースナンバーを背負う
というのはかなりのプレッシャーがあったと思います。
凄すぎですね。普通ならプレッシャーに
押しつぶされそうになっても
不思議ではありません。
ですが、前田健太投手はしっかりと
球団の期待に応えます。
6月にプロ初勝利を挙げ、
9月にはプロ初完封も記録。
オールスター戦以降はローテーションに定着し、
チーム2位タイの9勝でシーズンを終えます。
その結果、この年オフの契約更改で約3倍増となる
年俸2500万円で更改しています。
この若さでしっかり期待に応える所が
すでにスター選手ですね。
翌年2009年~2015年まで
防御率は常に3点台を下回り
名実ともに広島のエースとして君臨していきます。
1試合で3点は取られない計算ですから
凄いですよね。驚異的な数字です。
まさにエースという名に相応しい成績ですね。
当然、年俸も着実に上昇していきます。
2010年には沢村賞を受賞し、翌年2011年からは
1億円プレイヤーの仲間入りを果たします。
2011年~2015年まで、常に2桁勝利、
防御率3点以下という安定感抜群の
成績を残していき
2016年、前田健太投手はポスティングシステム
を利用してロサンゼルス・ドジャースと
8年総額2400万ドル+出来高の契約を結びました。
平均すると1年あたりの年俸額が300万ドル
ですから、この契約はMLBでは異例の
低額保証という事になり「安すぎる」と批判もありました。
ただ、前田健太投手は、しっかりと成績を残し
出来高の積み重ねで300万ドル以上の年俸を
手にする事になります。
さすがですね。アメリカに渡っても変わらず
結果を出せるというのが素晴らしいです。
2020年、前田健太投手はトレードで
ミネソタ・ツインズへ移籍する事になります。
この移籍後、期待に沿う活躍を見せ
2020年シーズンサイ・ヤング賞投票2位
に輝き、チームの地区優勝に大きく貢献する事になります。
この活躍により、現地メディアに
「過小評価されているが、彼はエース」
と言わしめた前田健太投手は、
2021年、遂にMLBキャリア初となる
開幕投手を任されることになります。
ですが、8月下旬までで21試合に
先発登板するも、防御率4.66、
被打率.258と苦しみ負傷者リスト入り。
最終的にはトミー・ジョン手術を
受けることになりました。
評価された翌年に結果が伴わないというのは
やはり厳しい世界だなと痛感させられますね。
2021年にはトミー・ジョン手術を受け
2022年は1年間リハビリに
専念する事になります。
2023年に復帰を果たし、6月23日の復帰戦で
678日ぶりの白星を挙げると、
その後は高いパフォーマンスを持続させ、
最終的には6勝8敗、防御率4.23の成績で、
先発ローテーションの一角として
チームの地区優勝に貢献しました。
そして2023年オフ、前田健太投手は
FAでデトロイト・タイガースと2年総額
2400万ドル(約36億円)の契約を締結。
この契約により、2024年は1400万ドル
(約21億円)2025年は1000万ドル
(約15億円)の年俸となりました。
年齢的にもベテランの域となり、
直近数シーズンは以前ほどの安定した
成績を残せていませんが、
それでも前田健太投手のこれまでの
活躍を見ているだけに復活してくれるのを
期待せざるを得ません。
皆さんも2025年シーズンの前田健太投手の
活躍に期待していきましょう!
前田健太のプロフィール|基本情報を徹底紹介!
出身地:大阪府泉北郡忠岡町
生年月日:1988年4月11日(36歳)
身 長:185cm
体 重:84kg
血液型:A型
投 打:右投げ右打ち
ドラフト年(順位):2006年(高校生ドラフト1巡目)
プロ通算年:19年
経 歴:PL学園高等学校 – 広島東洋カープ(2007年~2015年)– ロサンゼルス・ドジャース(2016年~2019年)– ミネソタ・ツインズ(2020年~2023年)– デトロイト・タイガース(2024年~)
前田健太投手は大阪府泉北郡出身の右腕で
日本プロ野球とメジャーリーグの両方で活躍を
続けている日本人を代表するプロ野球選手の一人です。
広島時代はエースとして数々のタイトルを
獲得し、メジャー移籍後も、
その才能を発揮し続けています。
185cmの体格から繰り出す
キレのあるスライダー、
落差のあるチェンジアップ、
精密なコントロールが最大の武器で、
広島時代から安定した成績を残し、
現在もメジャーリーグで第一線を走り続ける
名投手のひとりです。
近年は年齢的な衰えやケガ、手術の影響もあり
驚異的な数字は残せていませんが、
これまで積み上げてきた経験と技術で
まだまだ活躍できる可能性は十分あります。
2023年にタイガースと契約を結んでいますが、
球団も活躍できると考えているから
契約をしています。
前田健太投手には、
その期待を超える成績を残してほしいものです。
ゆくゆくは日本球界復帰も視野に入れていると
明かしていますが、是非、復帰前に
メジャーリーグで誰しもが認める成績を残してほしいですね。
これからの前田健太投手の動向に注目しながら
みんなで応援していきましょう。
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