田中希実(たなか のぞみ)は、
中長距離の陸上競技選手です。
小さな身体で大きな身体の外国人に
果敢に挑む姿が印象的ですね。
そして、なんといっても、
東京オリンピックでの活躍は、
素晴らしかったです。
今度のパリオリンピックでの活躍も
期待が高まりますね。
パリオリンピックでは、
1500mと5000mで入賞を狙います。
そんな田中希実選手のことを、
この機会に調べてみることにしました。
田中希実はクォーター?
田中希実はクォーター?
と噂されてるようですが、
実際は、どうなのか調べてみました。
調べてみると、
クォーターというのはただの噂で、
田中希実選手は、純粋な日本人です。
それなのに、
どうして、そんな噂が出るのですかね。
どうやら、
田中希実選手のくっきりした顔立ちが
クォーターやハーフと噂されているようです。
田中希実の両親や兄弟はどんな人?
田中希実選手の両親は、
どんな人なのでしょうか。
やはり、
一番気になりますね。
田中希実選手の父親は、
田中健智(たなか かつとし)さんといいます。
現役時代は川崎重工に所属しており、
3000m障害を中心に活躍していました。
1993年に福岡国際マラソンにも出場し、
2時間23分2秒(45位)という成績を残しています。
父親は、陸上選手だったのですね。
現役を引退してからは、
コーチ兼練習パートナーをしながら、
コーチングに関して学んだり、
ランニングに関する活動をしています。
そして現在は、田中希実選手の
コーチ兼マネジャーをしています。
田中希実選手の父親は、
陸上選手としての現役を引退しても、
陸上に関わることをし続けて、
今では、世界に通用する娘の
コーチをしているなんて、
最高に幸せですね!
田中希実選手の母親は、
田中千洋(たなか ちひろ)さんといいます。
母親も陸上経験者で、
中学の時から陸上を始めていて、
高校では、
兵庫県対抗駅伝で3年連続アンカーで、
チームの3連覇に貢献しています。
凄いですね。
その後、
北海道マラソンで2度も優勝しています。
さらに、結婚・出産を経た2002年に、
名古屋国際マラソンでは4位入賞を果たしています。
名古屋国際マラソンって、
オリンピックの選考会レースになっている
大会ですよね。
凄すぎますね。
しかも、母親の田中千洋さんは、
実業団に所属せずに、市民ランナーとして、
夫の田中健智さんから指導を受けて、
多くのマラソン大会で優勝しています。
こうやって見てみると、
田中希実選手は、
両親の陸上の才能を受け継いでいますが、
将来的には、父親の指導を受けながら、
マラソンでオリンピックの
メダルを目指すかもしれませんね。
ワクワクしますね。
田中希実選手には、
妹さんが一人います。
田中希空(たなか のあ)さんといいます。
妹さんも陸上をやっていて、
高校は名門の兵庫県立西脇工業高校、
そして現在は京都光華大学の
陸上部に所属し、
800m・1500m・3000m
を主にやっています。
まさに、陸上一家ですね。
田中希実の彼氏や結婚は?
田中希実選手は、
オリンピックや世界陸上で活躍する
陸上選手ですが、
彼氏はいるのか?
気になる人が多く、
よく検索されているようですが、
調べてみましたが、
彼氏はいないですね。
今は、
陸上に全集中していますね。
結婚に関して、
何か考えを述べたりしたこともないですね。
結婚は、
陸上を引退してからですかね。
田中希実の中学や高校はどこ?
田中希実選手の出身中学は、
兵庫県の小野市立小野南中学校です。
田中希実選手は、
中学校に入学してから、
本格的に陸上を始めました。
中学時代の戦績を見ると、
中学1年生の時、
ジュニアオリンピックの
800mに出場。
中学2年生の時に、
全日本中学陸上選手権の
1500mで4位。
中学3年生の時に、
全日本中学陸上選手権の
1500mで優勝。
中学2年・3年の時に、
全国女子駅伝に兵庫県代表として出場し、
2年連続8区区間賞を獲得しています。
こうやって見ると、
田中希実選手は、
中学時代から凄かったんだな。
と思いますよね。
中学から陸上を始めたのに、
1500mで優勝したり、
駅伝で兵庫県代表になって、
区間賞を獲得したり、
やっぱり、
陸上の才能があったんですね。
と思うんですけど、
本人的には、
中学記録を出したわけではない。
と謙遜しています。
田中希実選手は、
高校は、
兵庫県立西脇高等学校に進学します。
高校に入学してからは、
たくさん全国大会に出ていますね。
戦績は、
高校1年生の時、
第70回国民体育大会の少年少女B1500で優勝。
全国高校駅伝女子の1区で区間2位(1位タイ)。高校2年生の時に、
岡山インターハイ2016の1500mで2位。
第71回国民体育大会の少年少女A3000mで2位。高校3年生の時に、
山形インターハイの3000mで2位。
第72回国民体育大会の少年少女A3000mで優勝。そして、
アジアジュニア選手権の3000mで優勝。U20世界選手権でも
3000mで金メダルを獲得しています。
田中希実選手は、
高校に入学してから、
順調に成長していますし、
国際大会でも結果を出していますね。
しかし、田中希実選手は、
高校記録も出していないですし、
インターハイでも優勝していない。
と謙遜しています。
実際に、高校時代の田中希実選手は、
高校生の中では圧倒的に強くて、
世界を見ていたというわけではないですね。
むしろ、ライバルに負けないように
必死に頑張っていました。
下記のように語っています。
「高校生の時から
世界を見ていたわけではないんです。(当時は)ライバル選手はほとんど皆、
横一線という感じだったので、
そこから抜け出すことに必死でした。タイムが離れている
トップの人たちを目指すというよりは、まずはライバル選手に並びたい、
抜け出したい、
というところから始まったんです」
ただし、強い選手に挑む姿勢は、
高校時代から持っていました。
田中希実選手の高校時代にも
ケニア人留学生選手たちが多数おり、
彼女たちと競い合いながら、
走力を磨いてきました。
ケニア人留学生を特別視せず、
国内で世界レベルの高校生と
戦えるチャンスと考えて、
果敢に挑戦していきました。
また、
世界のペースを感じることは、
大きな財産になり、
強くなるための糧になると
考えていました。
やっぱり、凄いですね。
世界で戦う選手は、
考え方も一流です。
田中希実のプロフィール・大学その後!
名前:田中希実(たなか のぞみ)
生年月日:1999年9月4日
出身地:兵庫県
身長:153cm
体重:41kg
日本記録9つ
女子1000m:2分37秒33(2022年6月22日)
女子1500m:3分59秒19(2021年8月4日)
女子1マイル:4分32秒73(2023年4月22日)
女子3000m:8分40秒84(2021年7月10日)
女子5000m:14分29秒18(2023年9月8日)
女子ロード5km:15分34秒(2022年11月12日)
女子1500m(室内):4分08秒46(2024年2月4日)
女子1マイル(室内):4分28秒94(2023年2月4日)
女子3000m(室内):8分36秒03(2024年3月2日)
日本記録9つですか。
日本記録のオンパレードですね。
田中希実選手は、
2018年同志社大学
スポーツ健康科学部に入学します。
しかし、
大学の陸上部には所属せず、
豊田自動織機TCに所属し、
父親である健智さんが
コーチ兼マネージャーとして
全面サポートしています。
この時から、
父親との二人三脚が始まったのですね。
大学時代には、
順調に成長するとともに、
日本の中長距離のエースとして、
世界で活躍するようになります。
2019年世界陸上(カタール・ドーハ)の
5000m決勝で、日本歴代2位(当時)となる
15分0秒01を記録しました。そして、2020年7月8日、
ホクレンディスタンスチャレンジ2020
第2戦深川大会の女子3000mで、福士加代子さんが2002年に記録した
8分44秒40の日本記録を18年ぶりに更新する
8分41秒35の日本新記録を樹立しました。
ここから、田中希実選手の
日本新記録ラッシュが始まったのですね。
2020年8月23日の
セイコー・ゴールデングランプリ
(国立競技場)の女子1500mで、小林祐梨子さんが2006年に出した
4分07秒86の日本記録を14年ぶりに更新する、
4分05秒27の日本新記録を樹立しました。さらに、2021年7月10日
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2021
第3戦網走大会(網走市営陸上競技場)、女子3000メートルで、
自身が前年7月に出した日本記録を更新して、
8分40秒84の日本新記録を樹立しました。そして、2021年東京オリンピックには、
陸上女子1500mと5000mの
日本代表として出場しました。オリンピックの女子1500mの日本選手出場は、
卜部蘭選手(積水化学)とともに初の快挙です。5000mでは、残念ながら、
予選落ちとなりましたが、1500m予選では自身の持つ日本記録を更新する
4分02秒33で3組4着で準決勝進出を決めました。準決勝では、
予選でマークした日本記録を更に3.14秒も更新し、
日本女子初の3分台に突入しました。2組で3分59秒19の5位となり、
決勝進出を決めました。オリンピック女子中距離種目における決勝進出は、
アムステルダムオリンピック800mの
人見絹枝さん以来93年ぶりで、
史上2人目の快挙です。
凄い!
1500mでの決勝進出は男女通じて初です。
決勝は序盤から先頭集団に食らいつき、
最後は、後続に猛追されて順位を下げながらも、自身2度目の3分台である
3分59秒95を記録して8位でゴールし、同種目における日本選手初の入賞という
快挙を成し遂げました。最後の一周は意識が飛んでいたと語っています。
女子中距離種目の入賞は、
人見絹枝さん以来の93年ぶりで、女子トラック種目で見ても、
アトランタオリンピック・5000mの
志水見千子さんら以来25年ぶりです。
いやー凄いですね。
オリンピックの女子1500mに、
日本選手で初出場しただけで、
凄いことなのに、
予選・準決勝と立て続けに、
自身の日本記録を更新し、
決勝に残って、
人見絹枝さん以来
93年ぶりに入賞するなんて、
メダルは取れなくても、
記憶に残る大快挙でしたね。
田中希実選手は、
東京オリンピック後も成長し続け、
複数種目で日本記録を更新し続けます。
2022年4月1日に豊田自動織機に入社し、
駅伝などにも出ましたが、
練習は、コーチである父親との
二人三脚は変わりません。
それ以降も日本の女子中長距離種目の
第一人者として活躍します。
2023年3月31日、豊田自動織機を退社。
同年4月よりNew Balance所属の
プロアスリートに転向しました。
プロアスリートになっても、
活躍は変わりませんね。
田中希実選手は、
2024年6月28日の日本選手権で、
すでにパリオリンピックに
内定している5000mに続き、
1500mでも優勝し、
パリオリンピックの参加標準記録を突破して
代表に内定しました。
パリオリンピックでは、
前回のオリンピックに続き、
1500mで入賞してもらい、
さらに、
5000mでも入賞してもらいたいですね。
応援しましょう。
コメント