エバン・フィリップスは、
生年月日1994年9月11日(29歳)。
出身地アメリカ。身長188cm。体重98kg。
右投げ右打ち。投手。
2023年の中盤より
ドジャースのメインクローザーに就任し、
62試合で防御率2.05, 24セーブと
素晴らしい活躍でした。
今シーズンも
ドジャースの鉄壁のクローザーとして
活躍することが期待されます。
大谷翔平と同い年で
個人的に注目している選手の一人です。
エバン・フィリップスドジャースのクローザー?
エバン・フィリップスは、
2021年8月16日にドジャースへ移籍し、
2022年に64試合で防御率1.14
2セーブ19ホールド
の成績をあげ、
2023年の途中からクローザーを任され、
最終的に62試合で防御率2.05
24セーブ。
今シーズンもドジャースのクローザーは、
エバン・フィリップスでいくものと
思われていました。
しかし、オフの間、
ドジャースはFAのジョシュ・ヘイダー投手の獲得に
動いていると噂されていました。
でもジョシュ・ヘイダーは、
5年9500万ドルでアストロズと契約しましたね。
その後、トレードでケンリー・ジャンセンを
呼び戻そうとしているなど、噂も流れたましたが、
結局新たなクローザーを獲得する動きは
ありませんでした。
やはり、ドジャースのクローザーは、
エバン・フィリップスで確定かと思いましたが、
春のキャンプになって、デーブ・ロバーツ監督は
エバン・フィリップスがクローザーだとは
指名していない。
オレンジカウンティレジスター紙の
ビル・プランケット記者が報じている。監督は「エバンは素晴らしかったし、
クローザーの役割を勝ち取った。しかし勝つために
8回に投げて欲しい時はそこで起用する。
ドアは空いたままにしておくのが賢明。彼とは話している。
今問われるのはチームにとって一番の
選択肢は何か?なんだ」と言う。9回に固定するのではなく、
試合展開を見ながら、
ピンチに火消し役として使う。エバン・フィリップスはプランケット記者に
「基本、
名前が呼ばれたらその場面で投げるが、シーズンには、クローザーの気持ちで入る。
クローザーでないと言われない限りはね。
自分の投げる場面は9回だと考えている」
と話している。だが最大の目標はチームで勝つことだ。
「ゴールはワールドシリーズに勝つこと。
自分のポジションに固執したり
頑固になったりはしない。勝つためなら首脳陣の決めたことに
賛成するし、貢献したい」と話す。昨季も回をまたいで投げたことが
6試合あった。
火消し役、
ファイヤーマンの役割も喜んで引き受ける。
個人的にはクローザーは、
エバン・フィリップスで固定してほしいかな?
やはり、9回に絶対的守護神がいると
接戦を勝ちにできる試合が増えるので、
シーズン通しての戦略が立てやすくなる。
今のところクローザーで使われて
成功してるので、期待しましょう。
エバン・フィリップス年俸&推移
エバン・フィリップスの今季年俸は、
400万ドル(約6億円)です。
日本のプロ野球でみると、
高額年俸になりますが、
メジャーリーグでみると、
そうでもないですね。
まあ、クローザーとして
任されるようになったのが、
去年2023年の途中からなので、
今後活躍していけば、
年俸はどんどん上がっていきますね。
エバン・フィリップス年俸推移
2024年400万ドル
2023年130万ドル
2022年72万ドル
2021年15万9484ドル
2020年20万9815ドル
2019年55万5000ドル
2018年54万5000ドル
エバン・フィリップスの経歴は?
エバン・フィリップスは、
2015年のMLBドラフト17巡目(全体510位)で
アトランタ・ブレーブスから指名され、
プロ入りしました。
2018年メジャーデビューしましたが、
7月31日ボルチモア・オリオールズへ移籍
しました。
ボルティモア・オリオールズ時代は
防御率7.36でした。
決して、良い成績とは言えませんでしたね。
その後、オリオールズをリリース、
即ちクビになり、
2021年8月2日に自由契約
8月3日にタンパベイ・レイズと
マイナー契約します。
投手育成に定評のあるレイズと契約しましたが、
結果が出ずウェイバーになりました。
ジェフリー・スプリングスや
ジェイソン・アダムなど
数多くの投手を再生・改造してきた
レイズで芽が出なかったことは、
エバン・フィリップスの野球人生もここまでか
と思われましたが、
ドジャースが拾いました。
8月16日にウェイバー公示を経て
ロサンゼルス・ドジャースへ移籍。
ここで一気にいい方向に向かいます。
ドジャースに移籍後、コーチから、
スライダーの握りを変えスピン量を増やし、
もっと横滑りするように、と指導を受け、
これが最大の武器・スイーパーとなりました。
エバン・フィリップスの才能が開花したのが
2022年。
チェンジアップを捨て、カッターを導入、
そして前述のスイーパーの割合を
大幅に増やしたことで才能が開花しました。
2023年は全投球の45%がスイーパーで
被打率.111、空振り率42.1%の魔球となりました。
スイーパーを右打者に対しては
外角低めに投げて空振りを奪い、
左打者に対しては抜群のコントロールで
様々な場所に投げ、
空振り・見逃し・ファールなどで
ストライクを取っていきます。
その他に左打者対策としてカッター
速球としてフォーシームとシンカーを投げます。
結果、エバン・フィリップスは、
ドジャースで最も信頼される
救援投手になりました。
エバン・フィリップスは、
ドジャース移籍前の3チームで
良い成績を残せず、
もうだめなのかと、
本人も思ったことでしょうが、
ドジャースに移籍して、
まさに、4度目の正直で成功しましたね。
エバン・フィリップス成績
投手成績 | |||||||||
年 | 勝 | 敗 | セーブ | 投球回数 | 防御率 | 失点 | 自責点 | 被安打 | 与死球 |
2023 | 2勝 | 4敗 | 24 | 61.1回 | 2.054 | 19 | 14 | 38 | 11 |
2022 | 7勝 | 3敗 | 2 | 63回 | 1.143 | 11 | 8 | 33 | 14 |
2021 | 1勝 | 1敗 | 1 | 13回 | 3.38 | 0 | 0 | 11 | 5 |
2020 | 1勝 | 1敗 | 0 | 14回 | 5.02 | 0 | 0 | 14 | 10 |
2019 | 0勝 | 1敗 | 0 | 28回 | 6.43 | 0 | 0 | 32 | 20 |
2018 | 0勝 | 1敗 | 0 | 11回 | 13.11 | 19 | 17 | 13 | 10 |
エバン・フィリップスドジャースでの役割と期待?
エバン・フィリップスは、
ドジャースに移籍して、
完全に生まれ変わりました。
今現在、
ドジャースで最も信頼されるリリーフ投手です。
春のキャンプの段階では、
デーブ・ロバーツ監督は、
クローザーに固定しないようなことを
言っていますが、
今のところクローザーとして投げていますね。
シーズンを通して結果を出して、
不動の守護神になってもらいたいですね。
そして、ワールドシリーズ制覇の
胴上げ投手になることを期待します。
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